〜終戦〜




アレは忘れられない過去・・・


彼の刀が、私の前に振りかざされた時



刀は落ち、割れる



「タキオン??」

今は敵と味方二役のタキオンに



「――――――――――――・・・・ふぅ」


息をついたのはタキオンだった



「な、何が起こったんだ??」

「わ、私にも、分かりません・・・」





「・・・・・・・ああ、ビコ・・・プレイス・・・」

タキオン


「・・・なんだか分からねぇが・・・」

「た・タキオンっ!!!」


まず、飛びついたのは私だった


だろう

飛びついたのだが、彼はもうそこにはいなかった

幻覚のようなもの、だったのかもしれない


悪ィな・・・なんか、俺のせいで・・・・すごく大切な何かを失わせてしまったような気がするんだけどよぉ・・・


口調以外なら、エンディング漂わせる言葉なのに
全然重みの無い言葉だった



呆然とせざるを得ない私とプレイス

すべてを知っているかのようなタキオン

まったく、作者も理解できない状況になっている(イミナイジャン??

ああ、もう時間か・・・ホント、何もしてやれなかったなぁ


ちょっとまって!!タキオン、どういうことなの??もう時間って、どこへ?!
ちょっとまってくれよ、タキオン!!一体全体どうなっているんだ??

声が揃う、まったく気にしている場合じゃない


説明の時間がもったいねぇ〜っつーの!!簡潔な話だけにしてくれって!!
ビコ・・・・俺、お前の事ずっと好きなんだ・・・ああ!!告白なのに、こんな形でもったいねぇや!!!


全く状況が掴めてないのに、一人突っ込みされても・・・
どう対応すればいいんですか私(爆)

いえ、・・・私も・・・タキオンの事、ずっとずっと・・・好きです。

――――――・・・あ〜ぁ、こぉだったら生きてるうちに告っときたかったなぁ〜
あ、あと、プレイス?!お前からは、何か聞いとかなくちゃいけねぇな!!

・・・あ!!ああ〜・・・    今更、お前に言っても仕方ありませんね(呆)

あ〜ゴメンゴメン!!先に聞いておかなきゃ、俺の早い者勝ちみたいになっちゃったかな(笑)
俺は、お前の気・・・・・・よぉ〜分かったから♪いやわかっ・・・どね・・・・あ、やっべ・・・・も・・・・ぉ時間みたい・・・・


行かないで!!まって!!!私・・・・タキオンの事、ずっとずっとずぅ〜っと好きだからね!!!

わ〜った、わかったって☆・・・・・それじゃぁ、バイバイな!!



あまりにもあっさりし過ぎである

ホントにコレがお別れの挨拶なのか疑問である




泣くに泣けない、言い返す前に消えちゃって、なにも言い返せなかった


本当にこれでこの話は終わりなのか??



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