ものすごく強引に呼び方とか強制してるんであしからず・・・


「Cross Road」


とあるポケモントレーナーと、そのポケモン、サーナイト・・・
いっけん普通で、普通じゃなかった
2人は、恋をしていたのだから・・・



「あ゛〜どぉすればいいんだぁ〜」
頭ン中ぐちゃぐちゃのスカイ、混乱している・・・
「はぁ、全く分かんないねぇ〜!人間とポケモンの愛だなんてねぇ」
口を挟んだのは、ライチュウのティック
「お前にゃ関係なし!!」
「なっんに〜!お前が真剣に悩んでるから声掛けてやったってのによぉ!!」
「声掛けるんなら、もっと言葉選べっつーの!」
相変わらず、いつもの口答えとは・・・そろそろいい加減程々にしておけっつーの!!
「・・・そんな事は、いいから!」
「はいはいよ」
分かったのか、分からんのか、いい加減な返事をするティック
「大体、サティの何処がいいわけ??あんたとは別種なんだよぉ?!」
「分かっちゃいないなぁ〜これだから近頃のライチュウは・・・」
「昔からライチュウだっ!!!!!」
意味分からん口論・・・

確かに、俺の大好きな"サティ"は別種ってのはまぁ、その通りなんだけど・・・
別にポケモンと人間が愛しあっちゃいけないなんて誰が決めたんだ!?
そりゃ個人の勝手だしょ???
なにっ?それなら、そーゆう気持ち伝えたらいいってか??
それが出来れば、苦労しないっつーの!!はぁ〜
だってだってだってだってだってだよ、
もしそれで、(おかしい奴だ!)なんて思われてみろ!
俺の人生、終わったも同然って・・・
そんでもって、俺を捨てて逃げられたら・・・・ぅうわぁ!!!
それこそ、生きる希望をなくしちまうよ〜

はぁ〜サティちゃん♪いや、サティ様・・・
君のことを考えると、胸が苦しくなるよ
だけど、君は僕の事なんかただ、普通にしか見てくれちゃいないんだよねぇ・・・
はぁ〜サティちゃん・・・あ〜馴れ馴れしい!!サティ様・・・




「ねぇ・・・パピオン、ちょっと」
「はいはい??なんです、サティ?」
「・・・・あのね・・・・そのねぇ・・・」
「・・もしかしてまたあの話ですか?聞き飽きましたよぉ〜・・・スカイ君が好きなんだけどってのは」
「だってぇ・・・もし、スカイ君から嫌われちゃったら・・・私どうしていいか(うううぅ〜)」
「そんな大げさだと思いますよ?!」
「パピオンは分かんないから、そーゆー事言うんじゃないの!ポケモンと人間が愛しあうなんて・・・」
「まぁ、そうですけど」
「はぁ、嫌われたら、私の人生・・・本と無意味な物になっちゃうわ・・・(うううぅ〜)」
思わず得意の泣きを入れる私、
話し相手は、マリルリのパピオンちゃん
「ん〜?だって、私にもわかんないよぉ〜・・・いっそのこと、告っちゃえば楽になるかm」
「そんな危険な賭けをしろって言うのっ?!(うううぅ〜)」
「んな事言われてもね・・・あ、そろそろ眠たくなった!もぅ寝るよ!!じゃあ・・・オヤスミ」
「そんな〜もっと色々話してよぉ〜(うううぅ〜)」

スカイ君、いや、こういうときはスカイ様って呼んだほうがいいの?
立場なんて関係なしで
ポケモンと人間が愛すのは、私は悪くないと思うの・・・
だけど、スカイ様が・・・スカイ様が悪く思うのであれば、私の愛もはかなく散る物なのね・・・
それはいやっ!いやっ!!いやぁ〜〜〜!!!!
それなら、まだ、今のままのほうがいい!
見捨てられるくらいなら、今のほうがいい・・・
あぁ、でも、伝えたい・・・伝えたい・・・この気持ち、彼に・・・伝えたい!!!




「サーナイト!!ちょっといい?」
「なんですか?マスター」
「あ、あのさぁ・・・えっとさぁ〜?なんだっけなぁ・・・」
「どうしたんです??」
「あ、なんて言うか〜・・・ははは・・は・・は・・・・」
「????言いにくいことなんですか?」
「まぁ、ねぇ・・・」
「そうですか。悩みなら、ティックやパピオンが色々聞いてくれると思いますよ」
「いや、今日は君に聞く。」
「なら、なんです???」
「う〜ん・・・あ、そうだ!人間とポケモンってそんなに違う者なのかなぁ?」
「えっ!!!!!そ、それは・・・」
サーナイトのビックリした顔を見たマスターは
「・・・そ、そう・・・だよね!やっぱり違うよね・・・何聞いてるんだろうねぇマスターは、ははは・・・」
「マ・・スター?」
「あ、別に気にしないでいいから!そんだけ、そんだけ・・・」
「わ・・・かりました・・・気にしないようにします・・・」
そういい残し、サーナイトはその場を離れた・・・


「何が言いたかったのだろうか??」

「何を言ってるんだろう・・・」

「気にしないでと言われてもなぁ??」

「気にするな、なんて言っちゃったよぉ〜・・・」

「どう解釈すればいいんだ?今の会話??」

「どう解釈されちゃったんだろう?今の会話・・・」




「まずいなぁ・・・こりゃまずいなぁ・・・」
「またかよ?少しサティのこと忘れたらどうなんだよ?!」
「頑固拒否!」
「なら、いちいち俺に相談するな!!」
「お前が、勝手に口出ししただけじゃんか!!・・・はぁ〜、ホントどうすれば、分かりあえるかなぁ?」
「とりあえず、も一度、サティには会って・・・もぉ思い切って言うしかないんじゃないのか!」
「そ、そうかぁ?でも、めっさ怖いなぁ」
「そんくらいの壁乗り越えて、一人前になれってことだよ!!」
「・・・うう〜ん・・・・」




「どうしよう、どうしよう、どうしよう、どっ〜うしよう(うううぅ〜)」
「泣くぐらいなら、スパッと言って・・・」
「それが出来れば苦労はしません〜(うううぅ〜)」
「・・・でもさぁ〜、あなたが好きなら、好きって言えば・・・気持ちは自然と伝わると思うよ、私はね☆」
「そうか・・・なぁ???」
「まず、切り出さないことには仕方ないでしょ?!」
「そ、それもそうだけど・・・」



「人間がポケモンを愛す事は、悪いことじゃないよ!」

「ポケモンが人間を愛したって、別にどうって事じゃないよ!!」




「サティ・・・」

「スカイ・・・」






スカイは、思い切ってサティを呼ぶことにした

「サティ・・・さん?なんか変だなぁ・・・あの、お話付き合ってもらっていいですか?」
「えっ?なに、急に改まらなくても・・・」
「実は俺、サティさん・・・いや、サティの事が・・・・」



「好き」



「えっ?」
一足先に、告ったのはサティだった
サティはスカイに抱きついて、続けた
「ホント好きで好きでどうしようもないのっ!私は・・・私は・・・・スカイが大好き!!愛してる・・・・」
「サ、サティ・・・」
「・・・・あ、ご、ごめんなさい!急に抱きついたりしちゃって・・・ご、ゴメン・・・」
あわてて、スカイから離れたサティ
「わ、私バカよね、ははは、さっきも言ったけど、所詮人間とポケモンが愛するなんて」



「俺も、好きです・・・サティ」



「えっ?」
スカイは、一度離れたサティを再び抱きしめた
「ありがとう、そして、ごめんなさい・・・どうして早くに、言わなかったんだろう。
言えなかったんだろう・・・・それは、サティに捨てられるのが怖かったから?だけだったのだろうか・・・」
「スカイ・・・スカイ・・・(うううぅ〜)」
「自分に自信が無かった・・・ただ、サティの事だけで頭がいっぱいになって・・・」

Tyu☆

何か喋ろうとする、スカイの口に
サティは口を合わせた

「そんな・・・そんな言い訳は聞きたくないよ(ぐすん)私とおんなじだから・・・」

それだけ言って。また口を合わせた

そう、今まで2人の間にあった不安なんて物は、今、すっかりなくなった



「好き!スカイ・・・私が愛したいのは、スカイ・・・あなただけ・・・」


2人共が、2人ともに抱擁して、甘いKissを交わし
不安から開放された2人は、涙を流しながら、抱きしめあった

そして、言った

「あなたのポケモンで本当に幸せです・・・サティ・・・」


The Ends


 

※最後まで読んで、これで、サーナイト小説になったと言うことです!!(^^;)

 

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